「褒める子育て」が主流になっていますね。
しかし!
「うちの子、褒めるとこなんてないわ」「褒めるとすぐ調子にのるし!」
なんて思っているママは多いのでは?
では。褒める事によって得られる効果とは?
自己肯定感(自尊感情)が高まる!
「自分はパパママにとって特別な存在」「自分は価値のある人間」という自分自身を肯定する気持ちが育まれます。自分自身を大切にする気持ちです。
子供が最初に関わる他者はパパママですよね。そのパパママが「自分を大切にしてくれている」って感情はとても大切!
その結果、自信が生まれ、色々な事にチャレンジしていける人生を歩む事につながります。パパママから受けた愛情や学んだ人間関係を力にして、広い世界に飛び出していくわけです。
では。
「どうやって褒めるの?」「どこを褒めるの?」
やみくもに「すごいねー」「えらいねー」とか言っていても効果なし。
何気ない日常の子供の行動を見て下さい。
自らおもちゃ箱におもちゃを一つ入れるシーン、ママにおやつを少し分けてくれるシーン、弟妹が泣いてるのを教えてくれるシーン。
褒めるとこだらけじゃないですか?
結果ではなくて、子供の行動や感情を褒める。出来た事を褒めていると出来ない事は褒められない事になってしまいますね。その行動を起こした理由も行動の中身も一緒なのに。
もし、聞けたらその行動を取った理由もゆっくり聞いてみましょ。優しい我が子の一面か見えてきますよ。そしたら素直に「そんな風にしてくれてママは嬉しい!」っていうメッセージを返してあげましょう。
一つ出来ると「もっと上手に」「もっとたくさん」と求めてしまいがちですか、まだまだ成長過程の子供です。今日できた事が明日は出来なくてもイイのです。
でも、いつの間にか当たり前に出来るようになっていきます。
褒める基準を低くしていると、褒めどころ満載。
大人はいつの間にか大人の基準で「こんなの出来て当たり前」「他の子はもっと…。」とか独自の判断基準が出来ています。
いやいや。目の前の子供は少し前にこの世に誕生し、数年の人生経験しか積んでいません。小さな小さな事も褒められるべきではないでしょうか?
気をつける点は、交換条件を提示したり、パパママの感情で褒めたり怒ったりする事。
でも。ま。育児してればそんな場面もありますよ。なんせ365日24時間営業です。
「あーーー。悪かったなぁ…。」と思ったら「あの時はゴメン。ママ、イライラしてた」って謝ればイイのです。日頃、パパママから愛情を受けてる子供は他者のミスも許す心が芽生えています。
我が家のエピソードを少し。
私の場合はそもそも高いレベルを望んでいなかったので(所詮、私のDNAです)褒めるポイントが多めに訪れていたように思います。
私って運動神経ナシなのですが。我が子が走ってるだけで「おおぉぉ!すごい!頑張ってる!」「ママには無理!」だし。
長女は小学生の頃、3人の中では一番早くて「奇跡の子♡」でした。(クラスでは10番くらい…。)
長男は小さいころからお絵かき上手。教科書のパラパラ漫画すらも「おおぉぉ!おもしろい!」「ストーリーも最高」
次男は小中学校は忘れ物王子。修学旅行も財布忘れて先生に5000円借りるっていう大失態! 「おおぉぉ!メンタル強い!」「ママならしょんぼりして終わる!」
振り返ると、もはや私が一番おバカさんです…。
家族のビデオはほぼ私が撮影してるのですが「おぉぉ。かっこいい」「あらーー。かわいい」とか言いまくっていて恥ずかしい。
そんな育ちの我が子達はなんだか穏やかにすくすくと育ちました。
「うちの子、褒めるとこないー」って思っているパパママさん。
自分の子とは言え、別の人格です。
いい意味で距離を置いて、子供を客観的に見ると「いいところ」「かわいいところ」が見えてくるかも。
少しでも見えたら素直に子供に伝えてみて下さい。
いい効果しかないと思います♡
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